私が韓国に興味を持ち始めたのは、ご多分にもれず冬ソナ・・そうドラマからでした。
何度となく通っているうちに伝統工芸にも興味を持つようになりました。
日本に近いのだから文化も近い?と思っていたら、もちろん似ているところも沢山ありますが
全然違う・・というのが、面白くってどんどんはまってしまいました。
韓国でも伝統工芸を継承されている方はいるようですが、
日本と同じように少なくなってきていて、
新しいものは手が出ないほど高いものが多くて・・
骨董街を歩くようになると、新しいものよりお値段もお手頃?
なものもあったりして・・・
なおかつ使われていた歴史が味わいにもなっているので、
アンティーク・・素敵です!
・アンティーク真鍮の食器たち
韓国を訪れた人なら皆さん使うスッカラ(スプーン)とチョッカラ(箸)。
日本では、基本お箸だけで食事をしますよね~
スッカラ(スプーン)何に使うの?と初めは思います。
日本のように器は持たない文化なんですね~
なので汁ものをすするのに、スッカラが必要なんですね。
しかしそこまでは分かりますが、ご飯を食べるのにもスッカラを使います。
基本チョッカラは、おかずを取るため・・のものらしいです。
とはいえ、もちろんお箸でご飯も食べますが・・
一般的に今はステンレス製が多いですよね~
でも一昔前、時代劇なんかでは王様が真鍮の器を使っていたりして・・
鈍く黄金色に光る真鍮・・風格があって素敵です。
今でも新しいものが作られていますが、アンティークの方が雰囲気があって素敵です!
本当に一本一本違うんですね~
大きさも、形も決まったものなのに・・
その個性が、人を惹きつけるのかも知れませんね!
今はスッカラとご飯用の器しかありませんが、
チョッカラやボウルも仕入れてきますので、もう少しお待ちくださいね。
・アンティークの木工
昔は木で様々なものを作ったんですね。
底の部分から広がるように縁が付いていて、日本ではみない形です。
その広がった形が、何か飾ったりするときにとても素敵に見えるんですね~
そしてお菓子の木型。
日本でも古いお菓子の木型はありますが・・・
この大胆な構図・・金魚が振り返っているような?
可愛いですよね・・・
生活雑貨はずなのに、今はインテリアとして飾りたくなります。
・アンティークの螺鈿細工
日本でも伝統工芸としてありますが、漆器は家にあったりしても
螺鈿細工のものは日常ではほとんど見かけないですよね~
私は貝好きで、白蝶貝とかカピス貝の指輪やブレスレットなど・・
抑えた輝きに惹かれて揃えていました。
若い頃は深い漆塗りの中で、光っていた貝が苦手でしたが、
やっぱり歳を重ねるとその怪しい深い世界が段々好きになってきて・・
そしてこの古い螺鈿の糸巻きに出会いました。
こんな生活雑貨に螺鈿細工・・なんて贅沢な・・
骨董街で以前、螺鈿細工の枕とかみたことがあります。
長方形で小さな箱のようなものだったのですが。
引き出しもあって、きっと貴重品を入れて
いざという時に枕を持って逃げ出したんですね~きっと。
そんなものにまで、螺鈿細工が・・
生活の中に手しごとのものがあるっていうのは、
幸せですよね~
私も暮らしの中で良く使うものこそ、
大好きな手しごとのものに一つ一つ変えていけたらと
思っています。
2015/06/01